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のえみんち。

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大場正男さんの思い出



私の部屋には、この「すくのかめ」というお菓子のパッケージが飾られている。

パッケージに使用されている孔版画は、大場正男さんという版画家の手によるものだ。

日本独自の技術をもとに、何層にも版を重ねた、繊細で美しい、鮮やかな色彩の版画だ。

私を詩の世界に導いてくれた方がお知り合いで、一度、大場さんの仕事場に招待してくれたことがある。

仕事場といっても、版画ではなく、ラジオ番組制作だったのでおどろいた。百道にある大きいビルの中で、たくさんの機械に囲まれ、ある冒険家のドキュメンタリーを制作されていた。その番組は、なにかの賞をとられたとのことだ。

大柄で、お髭をたくわえ、眼鏡の奥の目がとても優しかったのを覚えている。

詩と、絵と、ラジオ番組。

戦後からこちら、様々な思いを抱えながら、様々な場面で福岡の文化に貢献なさった大場さんや、私の詩の先生。

人生の先輩方に、そのエッセンスを教えていただいたことは、本当に得がたく、ありがたいことだと思う。

大場さんは、もうお亡くなりになってしまったが、「すくのかめ」をながめて、ふと、そのようなことに思いをはせるときがある。
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