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のえみんち。

イラストエッセイを毎日更新中!

命日は、命の日と書くのね

今日は(日付かわって、もう昨日か)、父の命日でした。
もう20年ほど前になりますか。

なにしろ、もういない人ほど強いものはありません。
悪いことは消えてしまって、良いことしか残らない。
いや、残ってるんだけど、良いことの方が年を経るごとに増大していく。

ずるいなあ。

思春期だったし、あっという間の別れだったし、
いまだに「父とは何だったんだろう」という疑念が
常に私のまつ毛の先にあって、うっとうしいったらない。

生活の視界に、つねに見え隠れするのです。

しかし、そんな思いで書いた詩が、評価されて詩の世界の門を開いてくれたことも、不思議なことです。

そんな詩。(10年前くらいに書きました。第13回 福岡市民文芸賞 大賞受賞)





静かな山


夕暮れに
山がいる
その大きな背中
悠然とただ山がいる
         
山は語る
言葉よりも明快に
なぐさめよりも深く
  
問おうと口を開くと山は
あおい輪郭となり
闇に消えていった


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